2008.11.15 Saturday
資格と店舗の名称について
今日は七五三(なごみ)のQ&Aの中の
マッサージはやらないのですか?
に関連してすこし補足説明をしたいと思います。
(ちょっと退屈な内容ですが、知ってる人は知っている、知らない人が大多数というものです。)
マッサージはやらないのですか?
に関連してすこし補足説明をしたいと思います。
(ちょっと退屈な内容ですが、知ってる人は知っている、知らない人が大多数というものです。)
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まず、七五三(なごみ)は「はりきゅう専門」の治療院です。
これは国家資格である、「はり師」「きゅう師」免許を持つ者でないと開業できません。この資格はそれぞれ別々のものですが、この両者を持っている者は、簡単に「鍼灸師」と呼ばれます。
では、「鍼灸マッサージ」ではどうかというと、「はり師」「きゅう師」「あんまマッサージ指圧師」の3つが必要です。
「あんまマッサージ指圧師」も国家資格で、だいたい専門学校などで「はり師」「きゅう師」と同時に取得できるようになっています。
「鍼灸マッサージ師」は「鍼灸師」と区別するため「あきは師」と呼ぶこともあります。
さて、この辺りからややこしくなりますが、整骨院とか接骨院とか整体院とかの違いはどうなっているのか、というと・・・
整骨院と接骨院は呼び方が違うだけでほぼ同じです。ともに「柔道整復師」という国家資格を持つ者が開設できます。
ですから、例えば「鍼灸接骨院」となっていれば、「はり師」「きゅう師」「柔道整復師」の資格を持っている方が治療しているということになります。
では整体院はどうでしょうか?
「整体」は国家資格ではなく民間の資格となるため、開設にあたっての法的な規制はありません。民間で技術を習得した方が開設していますが、法的な後ろ盾がない、ということになります。
これは「カイロプラクティック」(カイロプラクター)なども同様です。
ここで一つ注意していただきたいことがありますが、決して国家資格を持つ治療院(はり・きゅう・マッサージ・接骨)が持たない治療院(整体・カイロ)より優れている、というわけではないということです。
国家資格を取るためには、資格を受験するために必要な単位を取得し、国家試験に合格しなければならない、というのがあるため、取得者の全体的な知識レベルは一定水準を維持できますが、民間の資格ではそういった判断はできない、というだけです。
つまり、治療者としての資質(いわゆる腕)はまた別の話で、国家資格の有無にかかわらず、腕のいい先生・悪い先生は当然あります。
あと、これはわたしの個人的主観ですが、国家資格ではない「整体」「カイロプラクティック」は当たり外れがとりわけ大きいと思っています。
きちんと修練をつんだ方が開設している「整体」「カイロプラクティック」が多い一方で、素人同然の方でも開設できてしまうのが、最大の問題点です。
マァ、国家資格取っただけで開設できてしまうほうも似たり寄ったりのレベル、という見方もあるんでしょうけど(^_^;)
いずれにしても、上述のどの治療院であっても、いいウワサを聞かない治療院は避けたほうが無難、ということになると思います。
ちょっと自分で自分の首を絞めてる気がしないでもないですが・・・(^_^;)
ところで、こういった資格の仕組みが分かってくると、街中で見かける看板などで、どういった資格の人たちがやっているのか想像がついてくるので、結構面白いです。
例えば足裏だけで見てみると・・・
「足裏マッサージ」
「足ツボ療法」
「足裏整体」
「リフレクソロジー」
さて、これらの違い、あなたは分かりますか?
マァ、技術が伴っていれば、資格なんて二の次ですけどね。アルバイト同然の方がやっている、
っていうのもよく聞く話ではあります。
┐(´〜`;)┌ヤレヤレ・・・
面白かった!って人は押して!!(人∀・)プリーズ⇒

